今日は高知龍馬マラソン2025大会当日。
今月の練習を振り返ってみる。
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三週間前に30km走して、左膝の痛みがあったのでほぼジョグはしてない。心肺機能はローラー台で辛うじて維持(できてたはず)して、膝は温存。(もちろん、練習量が足りてないので不安しかない)
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実際に持って行った補給食。
上段にあるビックサイズの赤はスタート1時間前に飲む。青は30分前に飲んだ。
中段は左から10km、20km、30km、35kmで飲んだ。(塩GELは30km手前で摂取)
下段は15km、25km、30kmで飲んだ。
結論、全部飲んだ。
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当日の天気。最悪の雨は逃れたので超ラッキー。天気予報がコロコロ変わるが結局、ほぼ風がなく曇り空だった。
ただ、10℃近くからスタートで16℃まで上がる。最近、こんなに気温が上がる事がなかったのでウエアは最後まで悩んだ。
結局、インナーはおたふく手袋の上に、ランニングシャツのみ。
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下部はミズノのインナーパンツにジョグ用パンツ。手袋はなし。もちろんニップレスも貼った。
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ダイソーで買った雨合羽で防風。(こんなペラペラでも絶大な効果)
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朝のコンディション。ちゃんと「お前、緊張してるの?ウケルー」的なコメントが書かれてる。(ウソです。すみません)
朝は4時30分に起床(休日のデフォ)朝食はいつもの様にフルグラ+牛乳、バナナ1本。普段はこれだけだが、今日は卵焼き(卵2個)とご飯も食べ、6時までに朝食を終える。
その後はウエアを悩みながら準備完了。7時30分頃に配偶者にDブロックの集合場所の桝形に連れて行ってもらう。
7時30分から集合なのだが、既に並んでいる強者がいてチョット焦る。
とりあえず荷物を預けに城西公園へ向かう。そこら中に参加者がいるので迷う事はない。(安心だね)
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もう、どこになにがあるのかわからないくらい人・人・人。出入口でセルフィー撮ってる人もいるので人の流れがカオス。
自分の荷物を預ける場所を探し出し預けようとするが、「袋の口を肩ひもで縛れ」と言われる。袋の構造上手間取って、結局、スタッフさんにガムテを借り、グルグルに撒いて渡した。
とりあえずミッションは終了したので、自分のDブロックへ移動。まだ8時過ぎだったので人がまばらで、横道で軽く走ってシューズの紐の締め具合などを確認。商店街なので、店舗のマダムが無料で生姜湯を提供してくれたので、ありがたくいただき、ついでに店舗のトイレも借り8時10分頃から整列する。(本当にありがとうございました)
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風もなくアップ後だったので寒さは感じなかったが、だんだん風が出てきてチョット寒くなる。
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8時30分頃からファンランや、瀬古さん・金さん・広末涼子さん・自分が毎週聞いてるポッドキャストの上田怜さんなどの紹介されるアナウンスが流れるが、どこでなにをしてるのか全くわからなかった。(ツラす)
並んだ時はまだ50分もあるのかと思ってたけど、ジェルを飲んだり、この後道路に出て移動があったのであまり暇はしなかった。
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スタート前の様子。この時点でスタート地点は見えない。
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9時にスタートの号砲。もちろん1mmも動かない。数十秒後に少しづつ移動開始。
約2分後にスタート地点に到着。グロスは気にしてないので、ここでガーミンスタート。
当初の目標はサブ4。冒頭の練習量を見ての通り、膝の調子が悪い。結構迷ったが、やらずに後悔するよりは、やって後悔する事を選んで、サブ4で行こうと決意する。
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まず5kmまで。スタート直後は意外とすんなりペースが上げれた。(もっと走れないと思ってた)しかし、この辺りで左膝が少し疼く感じがして、「あっ終わった?」と一瞬思ったが、明日以降は走らなくていいので、「どうなってもいいから進もう」と違和感を無視。
沿道の応援も凄く、気がまぎれたのが良かったのか違和感は直ぐに消えた。(マジでよかった)
目の前にフリーザさまが走っておられて、沿道から熱い応援が送られてたのにジェラシーを感じつつ走る。
5kmでスポーツドリンクを少し飲んで直ぐにリスタート。
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高知市中心部を西に走るコースで、市内は結構暑い。既にシャツに汗が滲んでいる人も結構いる。自分は意外と呼吸も心拍数も抑え気味でいい感じで走れてる。
マリオ(赤)に抜かれる。
10kmの給水ポイントで、予定通りアミノバイタル赤を飲む
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前後の人だかりが一段落。自分のペースで走れる。15kmでアミノバイタル青を飲む。
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16km付近のトンネル内で頭に風船を付けたファンキーなお兄さんが猛烈な勢いで駆け抜けていく。チラッと背中を見ると「サブ4ペーサー」の文字が。すなわちペーサーの後ろを走ってることに。
よく見ると数百メートル先に風船が見える。が、ペーサーの辺りには巨大な人だかりでできていて、道も狭く抜くに抜けない。なんとか下り坂を利用してペーサーの前にでる。するとメッチャ空いてるのでペースを少し上げて走る。
18km付近でトイレに入る。実は利尿作用があるコーヒーを飲まない方がいいという情報を得たので約5日間は大好きなコーヒーを禁止してた。結果的に効果があったのかは不明である。
トイレから出てコースに戻ると、さっきのファンキーなお兄さん&お姉さんが涼しい顔で走ってる。おもわず、「あっヤバい」と声が出てしまった。急いでペースアップして走る自分にペーサーさんが「頑張ってくださいね」と優しい声を掛けてもらう。
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20km付近の最大の難所「浦戸大橋」。ここら辺りで歩き始める人が多くなる。自分は遅く走らないをモットーに腕を後ろに降って頑張る。
すると、後方から「ヨイショ」的な大きい掛け声が聞こえる。多分、サブ4のペーサーさんが選手を鼓舞する為に掛け声をだしてるんだと推測する。(後方を確認する余裕なんてない!)
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21kmの浦戸大橋越えはそれほどロスはしてないようだ。下り坂で巻き返してる。
ただ、お尻とハムストリングに違和感(疲れ?)を感じるようになる。
この区間は自分のいつもの練習コース。配偶者&娘が応援に来てるかもと思い沿道を見ながら走るが、応援する人が多すぎて疲れるので止める(ごめんよ。余力ないの!)
22kmぐらいで塩GELを飲む。25kmぐらいでアミノバイタル青を飲む。
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道路脇でストレッチや歩いている人が増えてくる。自分も一定のペースで走っているつもりが、周りに惑わされて遅くなったりしてちょっと苦しむ。
30km手前でメダリストのカフェインを流し込む。
そして、30km付近で復路を走ってくる3.5のペーサーである若様こと青山学院の若林選手が重力を一切感じさせない風のような軽やかさですれ違い、「俺の苦しみってきっと気のせい」と思うようにした。
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ここからは未知の領域。練習でもキロ6分でしか走ったことないのに、キロ5分30秒で30kmも走ってる。当たり前だが脚に相当きてる。
サブ4ペースを維持するのが結構キツクなる。が、奇跡的に配偶者&娘の声援がもらえて復活する。(ありがとう!)
ホッとしたのもつかの間。脚全体が痛みを感じだす。1kmがメッチャ長く感じる。メンタルがやられてるのは自分でもわかってるので、むしろもう終わりの始まりだ!と奮い立たせ、「余力は残す必要はない!最後の一滴まで絞り出そう!」とわけのわからないワードで頭を支配する。
ここらで心肺も脚もかなりしんどい。少しでも改善させるつもりで、33km付近でアミノバイタル青、35kmアミノバイタル赤を飲んで補給食は無くなる。
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ここからは自分との闘い。かなりペースを維持するのが難しくなる。脚は持ちそうだが心拍数が90%近く(もう心臓も疲れてる)まであがってるのでかなりキツイ。結構な人が歩いてるが「むしろここまで頑張って歩くのはもったない」精神でなんとか脚を動かす。
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最後の難所「競技場前の坂」(勝手に命名)が苦しい。走っても走っても頂上が見えない。見えないので下を向いて走る事にした。
競技場にやっと到着して、約1週したらゴール。目と鼻の先だが精神的に結構キツイ。
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無事にゴール。脚を止めた瞬間にもはや歩くのもままならないように脚が痛い。今まで走ってた事が夢だったんじゃないか?思われるぐらい痛い。座わると二度と立ち上げれないような気がする。
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なんとかスマホをセットしてセルフィーを。もう限界。芝生の上で寝転がりたいが起き上がれる気がしないので完走賞などをもらいに歩き出す。
初マラソンだったが、4時間のマラソンは終わってみたら「声援も凄く、音楽隊も素晴らしく、1万人近くが同じゴールを目指して走るって夢のような時間」と思った。
夏は大人気のよさこい祭り、冬は龍馬マラソン(こっちは盛り上げれる人で盛り上げないとね)で高知を盛り上げればと思う。
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いろんなブースがあって整体師さんが無料でサービスがあるがもちろん人だかり。13時過ぎてるが、なにも食べたくないし、何も飲みたくないので真っすぐ帰る事に。(結局、補給食のゼリーとスポドリだけ)
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ただ、手荷物を受け取らないといけないがブース奥の階段を昇って行かないといけない。みんなガクブル状態で階段を上る。荷物を受け取ったら、また階段を下りて更衣室へ移動しないといけないが、上着だけ出してそのままシャトルバスへ移動。
しかし、シャトルバスまでの距離も1kmはあるんじゃない?ぐらい歩かされた。(結果的にリカバリーになるからいいけど)
シャトルバスで高知競馬場まで移動して配偶者に迎えに来てもらって無事に帰宅。
長いような短いような龍馬マラソンが無事に終った。
用事やケガや病気で走りたくても走れない人もいっぱいいたと思うけど、走れた事に感謝しないといけない。
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出場者数は9590人。総合で見ると上位の様に思うが、年代だと50代が何人いるのかわからんから微妙な気がする。
グロスでもサブ4できたので、メッチャ嬉しいです。
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